S&P500の意味と、どんな株が入っているのか、数字がどう決まるのかを、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスとETF運用会社の公式ページで確かめてまとめました。特定の銘柄をすすめたり、指数の先行きを予想したりする記事ではありません。
■S&P500とは:公式ページに書かれている内容
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの公式ページより
- S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、米国大型株の動向を表す株価指数と説明している
- 米国の主要産業を代表する500社で構成されている
- 米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしている
指数は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスという会社が算出しています。「指数」は、株の値動きを1つの数字で表したものです。指数そのものを買うことはできないので、S&P500に連動することを目指す投資信託やETFを通じて取引します。
■数字の決まり方:時価総額で重みを付ける
SPDR S&P 500 ETF Trust(SPY)の運用会社の公式ページには、S&P500は「浮動株調整後の時価総額で加重」されていると書かれています。時価総額が大きい会社ほど、指数を動かす力が大きくなる仕組みです。
計算の前提について
次の表の会社名と数字は、仕組みをわかりやすくするための仮のものです。実在の会社や、実際の指数の数字ではありません。浮動株の調整も考えていません。
3社だけの仮の指数で考える(計算の例)
| 前提 | A社・B社・C社の時価総額が、600億・300億・100億ドル(合計1000億ドル)。株価が、A社は+10%、B社は-10%、C社は+20%動いた |
|---|---|
| 時価総額の割合 | A社60.0%、B社30.0%、C社10.0% |
| 時価総額で重みを付けた場合 | 指数の変化は 5.0%(60.0%×10+30.0%×(-10)+10.0%×20) |
| 単純平均の場合(比べるため) | 変化は 6.7%(3社を同じ重みにして、(10+(-10)+20)÷3) |
出典:計算は当サイトによる。加重の方式はSPDR S&P 500 ETF Trust公式ページ(確認日 2026-10-05)
編集部
■S&P500に投資する前に知っておくこと
■S&P500に出てくる用語
あわせて知っておきたい言葉
| 株価指数 | 株の値動きを、1つの数字で表したもの |
|---|---|
| 時価総額 | 株価に発行済みの株数をかけた、会社の大きさの目安 |
| 浮動株調整 | 市場で実際に売買できる株だけを数える考え方 |
| 連動 | 指数と同じような値動きを目指すこと。完全に同じになるとは限らない |
| ETF | 証券取引所で株のように売買できる投資信託 |
■S&P500についてよくある質問
Q. S&P500は、500社に同じ金額を投資したものですか?
A. いいえ。公式ページに書かれているとおり、時価総額で重みを付ける仕組みです。時価総額が大きい会社ほど、割合が大きくなります。
Q. S&P500そのものを買えますか?
A. 指数は数字なので、直接は買えません。連動を目指す投資信託やETFを通じて取引します。ETFの違いは、VOO・IVV・SPYを比べた記事にまとめています。
Q. 円で投資する場合、指数と同じ動きになりますか?
A. ならない場合があります。米ドルの値動きを円に換算するため、為替の変動の分だけ差が出ます。
■【まとめ】米国の大型株500社を、時価総額で重みを付けた指数
S&P500は、米国の主要産業を代表する500社の動きを表す指数で、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。時価総額が大きい会社ほど影響が大きくなります。連動する商品を買っても、株価の下落や為替の変動で元本を割り込むおそれがあります。
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この記事は、公表された資料と数字をもとに仕組みや用語を説明したもので、特定の売買をおすすめするものでも、今後の株価や為替を予想するものでもありません。米国株・米国ETFは、株価の下落や為替の変動によって、投資した元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。
