S&P500に連動する代表的な米国ETF、VOO・IVV・SPYの違いを、各ETFの運用会社の公式ページで確かめてまとめました。どれを買うべきかをすすめる記事ではなく、公式ページに書かれている条件を並べて見比べるための記事です。
■3つのETFを公式ページで見比べる
VOO(Vanguard S&P 500 ETF)
- 運用会社:Vanguard(バンガード)
- 経費率(Expense ratio):0.03%(公式ページの表示)
IVV(iShares Core S&P 500 ETF)
- 運用会社:iShares
- 経費率(Expense Ratio):0.03%(目論見書に基づく数字と、公式ページに書かれている)
- 設定日:2000年5月15日/分配の頻度:年4回(Quarterly)
SPY(SPDR S&P 500 ETF Trust)
- 運用会社:State Street(ステート・ストリート)
- 総経費率(Gross Expense Ratio):0.0945%。手数料の免除などを考えない前の数字と、公式ページに書かれている
- 設定日:1993年1月22日/仕組み:ユニット・インベストメント・トラスト(UIT)
比べるときの注意
3つで項目をそろえて確かめられたのは、運用会社と経費率だけです。設定日などは、確認したページに載っていたものだけを書きました。表示の時点と呼び方(Expense ratio と Gross Expense Ratio)は、運用会社ごとに少し違います。確認日は2026年10月5日です。
■経費率の差を、金額で考える
経費率は、ETFを持っている間、毎年かかる費用の割合です。ETFの値段からあらかじめ差し引かれる形で、別に請求書が届くわけではありません。
計算の前提について
投資額1,000,000円、1年間という仮の条件での、当サイトの計算です。経費率は公式ページの数字を使い、売買手数料や為替の費用、株価の変動は入れていません。
1,000,000円を1年持つときの経費率の費用(計算の例)
| VOO | 1,000,000円 × 0.03% = 300円 |
|---|---|
| IVV | 1,000,000円 × 0.03% = 300円 |
| SPY | 1,000,000円 × 0.0945% = 945円 |
| 差 | SPYとVOOの差は年645円。投資額が増えるほど、差も同じ割合で増える |
出典:経費率は各運用会社の公式ページ(確認日 2026-10-05)。金額は当サイトの計算
編集部
■どのETFでも変わらないこと
■ETFに出てくる用語
あわせて知っておきたい言葉
| 経費率 | ETFを持っている間、毎年かかる費用の割合 |
|---|---|
| ユニット・インベストメント・トラスト | SPYの仕組み。公式ページに書かれている |
| 設定日 | ETFの運用が始まった日 |
| 分配 | ETFが保有する株の配当などを、持ち主に支払うこと |
■VOO・IVV・SPYについてよくある質問
Q. 3つの値動きは同じですか?
A. 同じS&P500への連動を目指しますが、完全に同じになるとは限りません。経費率や仕組みの違いが、結果の差になることがあります。
Q. NISAで買えますか?
A. どのETFが成長投資枠の対象になるかは、証券会社の一覧で変わります。口座を開く会社の対象一覧でご確認ください。
Q. どれがよいですか?
A. 当サイトでは順位をつけていません。公式ページの条件を見比べて、ご自身に合うかどうかをお決めください。
■【まとめ】同じ指数でも、運用会社と経費率が違う
VOO・IVV・SPYは、どれもS&P500への連動を目指す米国ETFです。公式ページでは、経費率はVOOとIVVが0.03%、SPYが0.0945%と書かれていました。1,000,000円なら年300円と945円の差です。ただし、どれも株価の下落や為替の変動で元本を割り込むおそれがあります。
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この記事は、公表された資料と数字をもとに仕組みや用語を説明したもので、特定の売買をおすすめするものでも、今後の株価や為替を予想するものでもありません。米国株・米国ETFは、株価の下落や為替の変動によって、投資した元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。
