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新NISAで米国株・米国ETFを買うときの決まり

新NISAで買う米国株・米国ETF

新NISAで米国株や米国ETFを買うときの枠、使える制度と使えない制度、注文のときの注意を、金融庁・国税庁・証券会社の公式ページで確かめてまとめました。特定の銘柄をすすめたり、株価を予想したりする記事ではありません。

新NISAしんにーさ

2024年1月に始まった、株式や投資信託の売却益や配当が非課税になる、日本の制度です。

米国株や米国ETFは、成長投資枠で買えます。年間の枠と生涯の上限が決まっています。

先に結論

米国株・米国ETFは成長投資枠で買えます。年間240万円まで、生涯では成長投資枠の上限が1,200万円です。

◎ 向いている
新NISAで米国株や米国ETFを買おうとしている方
◎ 向いている
課税口座との違い(できないこと)を先に知っておきたい方
△ 比べてから
どの証券会社でNISA口座を開くかを比べたい方(証券会社の比較の記事のほうが合います)
目次

■新NISAの枠:成長投資枠とつみたて投資枠

新NISAの2つの枠

1

つみたて投資枠

年間120万円まで。買付方法は積立投資に限られる

›

2

成長投資枠

年間240万円まで。米国株・米国ETFはこちら。積立も一括も選べる

›

3

併用できる

2つを合わせて、年間最大360万円

›

4

生涯の上限

非課税保有限度額(総枠)は1,800万円。うち成長投資枠は1,200万円まで

公式ページに書かれている主な決まり

金融庁・証券会社の公式ページより

  1. 運用益(売却益・配当や分配金)が非課税になる
  2. 非課税保有期間は無期限。制度(口座開設期間)は恒久化された
  3. つみたて投資枠と成長投資枠は併用できる
  4. 売却した分の枠は再利用できるが、使えるのは翌年以降
  5. 口座は1人1口座。金融機関の変更は1年単位でできる

成長投資枠で買える商品は、国内株式のほか、米国株や中国株、ETF、投資信託など幅広くあります。整理・監理銘柄や、信託期間が20年未満の投資信託、高レバレッジ型・毎月分配型の商品などは対象外です。

■NISAでできないこと、気をつけること

課税口座と違う点

  • △ 損益通算ができない。NISA口座の損失を、ほかの口座の利益と合わせて小さくすることはできない
  • △ 外国税額控除が使えない。国税庁の資料には、NISA口座内の配当等に課される外国の税額は、外国税額控除の対象にならないと書かれている
  • △ 枠を超えて注文すると、その注文で約定した株数のすべてが課税口座に付け替えられることがある(マネックス証券の公式ページより。注文単位で計算される)

米国株・米国ETFは、株価の下落や為替の変動によって、投資した元本を割り込むおそれがあります。NISA口座でも損失は出ます。

米国株のNISA口座での買い方は、会社によって異なります。たとえば三菱UFJ eスマート証券では、NISA口座での取引は円貨決済のみです。マネックス証券では、注文のときに「米ドルで買う」「円で買う」を選べます。口座を開く会社の公式ページで確かめてください。

■枠の使い方を数字で見る

計算の前提について

年間投資枠と生涯の上限は、金融庁と証券会社の公式ページの数字です。年数は、その数字から割り算で求めた当サイトの計算で、将来の売買や評価額の変動は考えていません。確認日は2026年10月5日です。

枠を満額まで使うとき(計算の例)

前提成長投資枠の年間枠は240万円、成長投資枠の生涯の上限は1,200万円。2つの枠を合わせた総枠は1,800万円
計算1,200万円 ÷ 240万円 = 5年。総枠は 1,800万円 ÷ 360万円 = 5年
結果成長投資枠を毎年満額使うと、5年で成長投資枠の上限に届く。2つの枠を毎年満額使うと、5年で総枠に届く

出典:マネックス証券「NISA」「成長投資枠を解説」(確認日 2026-10-05)

米国株ジャーナル 編集部

編集部

枠は、使い切らなくてもよい制度です。毎年の金額は、ご自身の生活に無理のない範囲で決められます。

■NISAで米国株を買うまでの流れ

STEP 1

NISA口座を開く

証券会社に、証券総合口座とNISA口座を開設する。米国株を買うには、あわせて外国株の取引口座の手続きが要る会社が多い

STEP 2

資金を入れる

証券口座に日本円を入金する。会社によっては、円のまま買える仕組みがある

STEP 3

注文のときに口座区分を選ぶ

注文画面で「NISA」を選ぶ。NISA口座の買付可能枠は、会社の画面で確かめられる

注文の前に確かめる3つの項目

1

買付可能枠が足りているか

枠を超えると、全株数が課税口座に付け替えられる会社がある

2

決済方法の決まり

会社によって、円貨決済のみのところがある

3

外国税額控除と損益通算が使えないこと

課税口座とは税金の手続きが違う

枠の残りは、注文の前に会社の画面で確かめられます。

  • ✔ 買付可能枠は会社の画面で確認できる
  • ✔ 税金の細かい扱いは、税務署や税理士にも確認できる

■新NISAに出てくる用語

あわせて知っておきたい言葉

成長投資枠年間240万円までの枠。国内株式や米国株、ETFなど幅広い商品を買える
つみたて投資枠年間120万円までの枠。買付方法は積立投資に限られる
非課税保有限度額生涯で非課税で保有できる金額の上限。1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)
損益通算利益と損失を合わせて、課税される金額を小さくすること。NISA口座では使えない
外国税額控除外国で払った税金を、日本の税金から差し引く制度。NISA口座の配当では使えない

■新NISAで米国株を買うことについてよくある質問

Q. 米国ETFも成長投資枠で買えますか?

A. マネックス証券の公式ページでは、成長投資枠の対象に海外ETFが含まれると書かれています。対象の銘柄は、会社の一覧でご確認ください。

Q. 枠を使い切らないといけませんか?

A. 使い切る決まりはありません。年間の枠と生涯の上限の範囲で、金額を決められます。

Q. 配当の税金はかかりませんか?

A. 日本で課される税金は非課税になります。外国で課される税は、国税庁の資料で外国税額控除の対象外とされています。詳しくは税金の記事でまとめています。

■【まとめ】成長投資枠で買い、できないことも先に知っておく

米国株・米国ETFは、新NISAの成長投資枠で買えます。年間240万円まで、成長投資枠の生涯の上限は1,200万円です。一方で、損益通算と外国税額控除は使えません。元本を割り込むおそれは、NISA口座でも変わりません。

※この記事の内容は、2026年10月5日に金融庁「NISAを知る」、国税庁「No.1240 居住者に係る外国税額控除」、マネックス証券のNISA・成長投資枠を解説・米国株NISA 取引ガイド・税金の概要、三菱UFJ eスマート証券の決済方法で確認したものです。制度は変わることがあるため、最新の内容は公式ページでご確認ください。

この記事は、公表された資料と数字をもとに仕組みや用語を説明したもので、特定の売買をおすすめするものでも、今後の株価や為替を予想するものでもありません。米国株・米国ETFは、株価の下落や為替の変動によって、投資した元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。

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この記事を書いた人

各社の公式サイト・利用規約・特定商取引法の表記・公的な資料で確かめたことをもとに、記事をまとめています。確認した日付は記事ごとに書いています。

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